角弘が編み出した「鮭の鼻先」から貴重な成分を取り出す方法とは!?
株式会社角弘とは・・・?
青森県青森市新町に本社を構える株式会社角弘は、1883年の設立当初より建設・暮らしの分野における各商品やサービスを提供している会社です。
取り扱っている品目は、鉄鋼・土木・建設資材・セメント・建材・機械工具・住設機器・生活用品・リフォーム・保険・電子機器・太陽光発電・プロテオグリカン・カルリンなど多岐に渡ります。
商品やサービスの販路は、青森県・秋田県・岩手県・福島県の東北5県に渡り、事業拠点は25ヶ所設けています。
また、サービスステーションが16ヶ所、専門店10ヶ所、プロテオグリカン1ヶ所あり、従業員は約330名です。
角弘は、「良い商品を、より安く」をモットーとして時代のニーズに対応しながら多種多様な商品とサービスを構築してきました。
特に地域社会のニーズを大切にしており、「人に優しく暮らしに深く」という精神を基に事業に努めています。
そんな株式会社角弘では、様々な商品やサービスを提供していますが、その中でも話題の商品をピックアップしていきましょう。
・フェイスパック
「プロテオグリカン」という保湿成分が配合されたフェイスパックです。
フェイスパックにはねぶたやナマハゲが面のデザインに施されているのが特徴です。
それぞれ3種類が販売されています。
イラストはねぶた師の北村蓮明氏が書下ろし、デザインをグラフィックデザイナーの和久尚史氏が担当しました。東北地方らしいユニークな商品です。
参考URL:http://www.kakuhiro.co.jp/business/proteo/item_proteo/
・PG-inりんご酢
木樽熟成したりんご酢にプロテオグリカンを配合した美容・健康飲料です。
プロテオグリカンを配合した商品としては初めてのもので、水で7倍に薄めて飲むものですが、炭酸・牛乳で割るととっても飲みやすくなります。
りんごは青森県産100%なので、りんごの味わいも楽しめます。
・PG-inりんご酢ゼリー
1個当たり33kcalでダイエットをしている方にも注目されている商品です。
りんご酢ゼリーはパウチタイプになっているので、そのままでも食べやすくなっています。
青森県産の完熟りんごを使用したりんご酢に、ハチミツを加え天然水で割っているので、スッキリとした味わいが魅力です。
商品の販売は、プロテオグリカン配合商品専門ショップとして「アレッラPG」にて行っています。
アレッラPGは青森県で6店舗が営業しており、プロテオグリカン商品数多く扱っています。
テスターで試すのも可能なので、多くの方が訪れているのも特徴です。
そのほかにも、サービスステーションなどを設けており、青森県内においては格安レンタカーも3店オープンしています。また、紹介したプロテオグリカン配合商品やドトールコーヒーも販売しています。
株式会社角弘は、幅広い商品やサービスを扱うことで、人々や地域社会に貢献しているのです。
1グラム3,000万円もした!「プロテオグリカン」という貴重な成分
ここでは、株式会社角弘も着目し数多くの商品に配合している「プロテオグリカン」という成分について解説していきましょう。
プロテオグリカンは、美容成分として有名なコラーゲンやヒアルロン酸に代わる新素材として注目されている成分です。
この成分は人の脳・骨・筋肉・腱・血管などのあらゆる組織において見られる成分でもあります。
その中でも皮膚や軟骨に多く存在しており、コラーゲンやヒアルロン酸以上に高い保湿力を持つと言われています。
保湿力の高さで代謝促進作用や肌の弾力をアップさせるとも言われており、近年は多くの化粧品・健康食品に取り入れられるようになりました。
そんなプロテオグリカンは、サケの鼻軟骨を原料に作られています。
しかし、牛の気管軟骨の限られた部位からしか抽出できなかった時代には、1グラム3000万円という値が付いていました。
そこで、株式会社角弘では青森県の弘前大学・県などと産学官連携プロジェクトによる研究を行い、サケの軟骨から抽出する技術を開発したのです。
この成分が注目され始めた当初は、有害試薬でしか抽出できないとされていました。
高い製造コストがかかる上に有害試薬はリスクも大きく、当時は商業利用が不可能だと言われてきたそうです。
株式会社角弘は、そんなプロテオグリカン生成において大きな革新をもたらした会社なのです。
プロテオグリカンは、たんぱく質と糖鎖でできており、ヒアルロン酸よりも約30%も吸水力が高いことも分かりました。この保水力の高さこそがプロテオグリカンを奇跡の素材と言わしめている特徴なのです。
参考URL:https://www.kimura-no-hatake.jp/proteo/
美容に関しては、コラーゲンやヒアルロン酸の働きや生成を促進し、肌のシミ・シワ・たるみが改善すると言われています。
プロテオグリカンにはコラーゲンやヒアルロン酸を生み出す作用があるため、加齢とともに減少していくハリや潤いを補うことが可能なのです。
健康面では、プロテオグリカンの高い保水性とクッション性が結果的に関節を守り、関節痛が緩和するのではないかと注目が高まっているのです。
現在、株式会社角弘ではプロテオグリカン事業において、PG配合商品専門店を中心に数多くの商品を販売しています。
また、地元企業の商品の販売展開にも力を入れています。
プロテオグリカンの製造過程では食用のお酢を主な成分とする廃液が発生してしまいますが、その廃液を「カルリン」として商品化しているのも特徴です。
カルリンは農業の分野で広く採用されているもので、青森県特別栽培農産物で使用する資材としての認証も受けています。
低価格で安心安全なプロテオグリカンは、多くの美容化粧品・健康食品で取り入れられるようになりました。
今後もプロテオグリカンの活用は期待されていくでしょう。
株式会社角弘は、「モノづくり」という会社の精神を掲げ、新規事業にも参入していくとされています。
青森県だけでなく、全国的にも事業規模を広げていく可能性も考えられるのではないでしょうか?
角弘が編み出した抽出方法とは
先程もご紹介したように、プロテオグリカンという成分はサケの鼻軟骨から抽出されて、様々な商品に使用されています。
しかし、元々サケの頭部分は一部の地域だと氷頭を食べたりしていましたが、どうしても廃棄されてしまう部分でした。
そんなサケの頭部分をもっと活用できないかと考え、角弘と弘前大学が共同で研究し、作り上げたのがプロテオグリカンを生み出す技術だったのです。
氷頭をあまり食べないという地域でも、角弘や弘前大学が共同で開発しプロテオグリカンを抽出することによって、様々な商品に活用できるようになります。
では、角弘はどうやってプロテオグリカンの抽出に成功したのでしょうか?
角弘がプロテオグリカンの抽出に成功したのは、弘前大学との産学プロジェクトでのことです。
元々、弘前大学の教授を務めていた高垣氏が、氷頭なますからアイデアを思い付いたところから始まります。
氷頭なますというのは薄切りにした氷頭を大根や人参などと共に甘酢で漬けたものを指します。
高垣氏は居酒屋で氷頭なますを頼んだ際に、酢で柔らかくすればプロテオグリカンを非加熱でも抽出できるのではないか?と考えたのです。
ただ食酢を使えば良いというものではなく、どれくらいの濃度の酢酸溶液にどれだけ漬けることでプロテオグリカンを効率的に抽出できるのかという課題はありました。
そんな課題に角弘と弘前大学は挑んでいったのです。
その結果、粉砕したサケの鼻軟骨を濃度4%の食用酢酸溶液に72時間浸漬することで最も効率的に抽出できることが分かりました。
この研究結果によって、一時期1グラム3,000万円もしたプロテオグリカンのコストを抑えることに成功できました。
角弘の研究所では現在もプロテオグリカンの抽出精製を行う際に食用酢酸溶液を活用しています。
食用酢酸溶液がコスト的にも優れているということはもちろんですが、人体にとっても安全性が高く、環境面にも優れているため食用酢酸溶液が用いられているのです。
角弘では安全面に考慮したプロテオグリカンを抽出精製しています。
なお、プロテオグリカンの研究は角弘と弘前大学だけではなく、青森全体で取り組んでいるものです。
青森県内で作られたプロテオグリカン商品は、青森県プロテオグリカンブランド推進協議会から「あおもりPGブランド認証マーク」の使用を許可され、商品パッケージに付けることができます。
角弘は旧協議会から改組されて設立した、一般社団法人あおもりPG推進協議会の一員でもあります。
角弘の「プロテオグリカン」がもたらした恩恵とは
角弘のプロテオグリカンは、多くの方に様々な恩恵をもたらしています。
上記でも少しご紹介しましたが、その恩恵について詳しくご紹介していきましょう。
【プロテオグリカンによる美容面での恩恵】
プロテオグリカンで最も注目すべき恩恵は、美容面です。
多くの女性はシミやシワ、たるみなど、様々な肌トラブルに悩まされているかと思います。
そんな肌トラブルを解消してくれるのがプロテオグリカンです。
そもそも、シミやシワ、たるみの原因となっているのは「乾燥」だということをご存知でしょうか?
肌が乾燥してしまうと、肌が持っているバリア機能が低下してしまいます。
バリア機能が低下するということは、守られていない状態でもあるので、様々な外的要因からの影響を受けてしまうのです。
特に紫外線は、バリア機能が低下してしまうことでダメージを受けやすく、より肌が乾燥しやすくなって悪循環をもたらしてしまいます。
さらに、紫外線の影響を受けやすくなるということはシミの原因にもつながってしまうので、注意が必要です。
肌の保湿・保水効果が保たれていると、バリア機能が維持されるだけでなく、ターンオーバーを正常に保つ効果も期待できます。
ターンオーバーというのは古い肌細胞が剥がれて新しい肌に生まれ変わることを指しています。
ターンオーバーの周期は人によって異なりますが、20歳前後は約1ヶ月で生まれ変わります。
しかし、加齢や乾燥などによって徐々にターンオーバーの周期が乱れ、いつまでも肌に古い角質層が残ってしまう状態になります。
保湿を行うことで新しい肌に生まれ変わりやすくさせ、アンチエイジング効果も高めてくれるのです。
肌の乾燥は様々な肌トラブルを招いてしまう要因だということがお分かりいただけたかと思います。
そんな肌トラブルの改善効果が期待できるのが、プロテオグリカンです。
プロテオグリカンはヒアルロン酸に匹敵する保水力を持ちながら、さらにヒアルロン酸の産生促進や、Ⅰ型コラーゲン(真皮のほとんどを構成しているコラーゲン)の産生促進、そしてEGF(上皮細胞増殖因子)に似た働きによるエイジングケア効果も期待されています。
ただ保湿するだけでなく、プロテオグリカン一つで様々な恩恵をもたらしてくれているのです。
【プロテオグリカンによる健康面での恩恵】
プロテオグリカンは美容面だけではなく、健康面でも恩恵をもたらしてくれます。
プロテオグリカンで産生促進されるヒアルロン酸やコラーゲンは、肌のイメージが強い方も多いかと思います。
しかし、ヒアルロン酸やコラーゲンは人間の関節にも多く存在しているものでもあります。
関節というのは骨と骨の滑りを良くすることで曲げたり、緩衝作用を持っているのでクッション代わりになったりします。
例えば走っている時、人間は膝や肘などの関節を動かすことで走ることができます。
しかも走っている時は軽くジャンプをして前に進んでいるわけですから、その時膝には体重分とジャンプした時の勢いが加わって大きな負担がかかってしまっています。
そんな膝を守っているのが、ヒアルロン酸やコラーゲンなのです。
しかし、長年関節を使い続けていると徐々にすり減ってしまい、痛みが表れやすくなってしまいます。
これが、関節痛です。
関節痛になってしまうと体を動かすことも億劫になってしまい、健康的な生活から遠ざかってしまうでしょう。
そうならないためにも、関節痛の予防が大切です。
プロテオグリカンを毎日の生活に活用することで関節痛の予防につながり、いつまでも健康的な生活を送れることでしょう。
■まとめ
今回は角弘が編み出したプロテオグリカンについてご紹介してきました。
元々プロテオグリカンというのは1グラム当たり3000万円もする貴重な成分でしたが、角弘や弘前大学などで共同研究が実施され、サケの鼻先からプロテオグリカンを抽出する方法を編み出すことができたのです。
弘前大学はもちろん、角弘の技術力の高さも伺えます。
プロテオグリカンは様々な肌トラブルに悩む女性の強い味方です。
年齢を重ねると段々コラーゲンやヒアルロン酸の生成量も減少してしまい、シミやシワ、たるみなどにつながってしまいます。
しかし、プロテオグリカンの作用によってエイジングケアを行うことができるのです。
角弘ではプロテオグリカン配合商品の専門店「アレッラPG」をオープンさせ、プロテオグリカン配合商品を多数取り扱っています。
興味がある方は、ぜひお店まで足を運んでみてはいかがでしょうか?
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