黄色い防護服を着た人

ウイルスシャットアウト・ハンドジェル―コロナ対策にも使える?

食品や日用品など様々な商品を発売している東亜産業は、
東京都にマスクを100万枚とアルコール入りハンドジェル5万本を寄付したことで話題になりました。

他にも名古屋市や広島市、北九州市にもマスクを寄贈し、社会貢献に努めています。

そんな東亜産業は、
空間除菌の効果を持つ「ウイルスシャットアウト」という製品を発売しており、
首から下げるだけで除菌ができると注目を集めました。

現在ウイルスシャットアウトのようなウイルスから守ってくれる製品はたくさん存在し、
その中には健康被害が出たものもあります。

新型コロナウイルスにも効果があるという意見も巷では一部言われていますが、
空間除菌の効果を持つ製品はコロナウイルスの対策としても使用できるのでしょうか?

そこで今回は、東亜産業のウイルスシャットアウトとはどんな製品なのか、
新型コロナウイルスの対策に使えるのかなどご紹介していきます。

花を乗せた手のひら

 

ウイルスシャットアウト―空間除菌剤とはどのような製品なのか?

 

空間除菌ができる製品の中で、
代表的と言える製品が東亜産業のウイルスシャットアウトです。

ウイルスシャットアウトは、
亜塩素酸ナトリウムを配合している製品で首にかけて使用すると
空間のウイルスを除去してくれるという優れものです。

亜塩素酸ナトリウムとはよく消毒用として耳にする
次亜塩素酸水と成分も性質も大きく異なります。

亜塩素酸ナトリウムは、二酸化塩素を発生させる成分です。

日本のみならず米国、カナダ、オーストラリア・ニュージーランドなどで、
果実、野菜などの、二次的直接食品添加物としてその使用が認められています。

加工食品原材料の殺菌と共に、
器具、食品加工設備、施設の殺菌剤としても承認されており、
化学物質としての安全性が高く、殺菌効果も優れているという
国際的な評価を受けているのが特徴です。

 

コンパクトなサイズ感のものを首にかけて使用するので、
マスクだけでは不安な方でも安心して使えます。

ウイルスシャットアウトは日本で作られていて、
有効期限は開封から約30日と長く使用できます。

一般的なウイルス対策としては有効ですが、
新型コロナウイルスへの効果は確認されていないため注意が必要です。

販売元である東亜産業も、
販売当初から除菌グッズに関しては新型コロナウイルスに対して
効果があるという表示を行っていないので注意しましょう。

ウイルスシャットアウトは多くのドラッグストアで販売されていましたが、
2020年3月に製造・販売を終了し、現在はどこの実店舗にも販売されていません。

 

ウイルスシャットアウトに類似している商品には、
キープバリアやクロニタス首掛けマスク専用二酸化塩素発生材という製品があります。

 

 

利用者の評判を集めてみました!

 

空間除菌の効果を持つ製品は、利用者はどのような口コミを寄せているのでしょうか?

ここでは、ウイルスシャットアウトの口コミや類似品の口コミをご紹介します。

 

“首から下げていると、 うっすらと香りますが気になることはありません。 ウイルスから守られている感じがして少し安心感があります。”

https://www.qoo10.jp/gmkt.inc/Mobile/My/ViewReview.aspx?prno=36047935&gd_no=752368385&type=R

 

ウイルスシャットアウトを購入した方からの口コミです。

亜塩素酸ナトリウムを配合しているからか、
首から下げているとほんのりと塩素の匂いがしたと口コミを寄せています。

塩素の匂いがウイルスから守ってくれていると思うと、少し安心できるかもしれません。

 

 

“効果があるのかはわかりませんが、電車に乗ったり、人の多いところに行ったり・・・などの、どうしても避けられない外出の際に、お守りとして使おうと思ってます。”

https://www.qoo10.jp/gmkt.inc/Mobile/My/ViewReview.aspx?prno=35858617&gd_no=752368385&type=R

 

この方もウイルスシャットアウトを購入しています。

どうしても避けられない外出時のお守り代わりとして、
ウイルスシャットアウトを使う方は多く見られました。

 

 

“社員証のネックストラップに重ねる様に本商品を用いているのですが、少し塩素系の匂いが開封直後は凄かったのですが、1日経ったらそうでもなくなりました。正直…これでウイルスや菌を対処できるとは思いませんが、社員や部下達に少しでも安心感を与えられれば、これはこれで良いお守りなのかな…と思います。本商品を水に濡らしたり、濃い色のカッターシャツと併せて用いると漂白効果で白くなってしまうと書かれているので、その点は注意が必要そうです。”

https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1P4O0P0FP69YQ/ref=cm_cr_arp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=B00H4LSWMQ

 

この口コミはキープバリアを購入した方からのものです。

キープバリアには多少の漂白成分が配合されているため、
濃い色のシャツと併せて使っていると白くなる可能性があるそうなので、注意が必要でしょう。

また、キープバリアも塩素系の匂いが比較的強く香るので、
匂いが苦手な方は装着を控えた方が良いかもしれません。

 

 

空間除菌だけではない。「コロナ対策」は特に注意!

 

現在は新型コロナウイルスとして、
アルコールでの消毒や空間除菌など様々な対策が行われています。

このような対策は、新型コロナウイルスに使えるのかご紹介していきましょう。

 

 

■ハンドジェルはアルコール濃度が重要

 

東亜産業が発売しているハンドジェルのアルコール濃度は56~59%となっていますが、
この濃度に消毒効果があるのでしょうか?

北里大学の教授は、エタノールの希釈度数について
「50%以上の希釈濃度であれば新型コロナウイルスの対策に効果がある」としています。

厚生労働省では新型コロナウイルスに効果があるのは60%とされていますが、
エタノールの希釈濃度でアルコールの濃度ではないので注意が必要です。

北里大学の教授はエタノールと同じアルコール濃度であれば
実験をした製品と同じ効果を得られるかもしれないが確実な効果の保証はできないとしています。

 

 

■消毒に有効な次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム

 

消毒に有効とされている次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムですが、
この二つは全くの別物なので注意してください。

次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違いは以下の通りです。

 

・次亜塩素酸水とは

次亜塩素酸水は、
塩化ナトリウム水溶液を電気分解するなどして作られたもので、
身の回りのものの消毒に効果があります。

次亜塩素酸水は空気中に噴霧して人体が吸引すると有害な可能性があるので、
安全だからと言って空気中に噴霧することは控えましょう。

 

・次亜塩素酸ナトリウムとは

次亜塩素酸ナトリウムは、
ハイターの原料である塩素系漂白剤を希釈して作られたものです。

次亜塩素酸ナトリウムは新型コロナウイルスの消毒に使われていて、
身の回りのものを消毒するものとしても有効だと厚生労働省が認めています。

酸性タイプの製品と混ぜてしまうと、
有毒ガスが出て大変危険なので取り扱いには気を付けましょう。

また、次亜塩素酸ナトリウムは手指の消毒を含め、
人体に直接使用することは危険行為とされています。

そのため、空間除菌のためにスプレーなどで散布することも避けましょう。

 

消毒に有効な次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムですが、
次亜塩素酸水は新型コロナウイルスに効果があると確認されているわけではありません。

一方で次亜塩素酸ナトリウムはコロナウイルスに効果があるとされていますが、
空間除菌のために空気中に散布することは危険行為です。

注意事項などを守って、正しく活用していくことを心掛けましょう。

 

 

■エタノールとメタノールの違い

 

エタノールとメタノールも全く異なるものなので注意が必要です。

コロナウイルスによりエタノールが品切れになることが相次いでいますが、
燃料用のメタノールを消毒用として利用しようと購入する方も増えてきました。

メタノールとエタノールの違いは、どの点にあるのでしょうか?

エタノールとメタノールはどちらもアルコールの仲間ですが、
エタノールは消毒用として、メタノールは工業用のアルコールとして使われています。

エタノールの主成分は糖質とでんぷん質で、
これらを発酵させて作られていて主に消毒用として販売されています。

一方メタノールはアルコールランプなどの燃料に使われる工業用のアルコールで、
天然ガスや石炭などから作られているのです。

エタノールはお酒と同じ成分ですが、
メタノールは人体に有害な成分が含まれているため原液は劇物に指定されています。

多量摂取をすると吐き気やめまい、昏睡状態や発作などの
意識障害を起こす恐れがあるので注意が必要です。

 

新型コロナウイルス対策としては様々な情報が飛び交っているので、
商品を購入する際には十分注意が必要です。

また表示を偽って販売している製品もあるので、よく調べてから購入しましょう。

 

 

まとめ

ノート

 

東亜産業のウイルスシャットアウトがどのような製品なのか、
新型コロナウイルスに効果はあるのかなどについてご紹介してきました。

ウイルスシャットアウトのような空間除菌用品は現在多く発売されていますが、
新型コロナウイルスへの効果は不明なものとなっています。

しかし一部の企業や販売会社は製品の効能・効果を調べずに、
誇張した広告を流しています。

そのため企業側から正しい情報を流さないと、消費者は混乱してしまうのです。

東亜産業は、販売店に「新型コロナウイルスに効果がある」などといった情報を
流さないように注意喚起を行っています。

空間除菌用品だけでなく、他の衛生用品(消毒・殺菌などの製品)も
消費者自身で情報を調べて判断する必要があるでしょう。

そのためには浮ついた情報に騙されずに、国や企業など、
信頼できる情報元からの情報を頼りにして正しい衛生用品の使い方を知るようにしてください。

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