オープンハウスを真面目に企業分析してみて分かった、社長の凄さ

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         この記事を読めばわかること!
✔向上心がスゴい?荒井正昭社長の意外な経歴
✔荒井社長のこだわりや経営手腕について
✔オープンハウスが成功した理由
✔成長?それとも衰退?オープンハウスのこれから
…etc

不動産会社といえば、オープンハウスという会社を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。

実は、オープンハウスの社長を務める荒井正昭氏は、凄腕のカリスマ社長として業界問わず広く知られています
しかし、なぜ荒井氏はここまで「凄い」と言われる社長なのでしょうか。

オープンハウス社長の荒井正昭氏引用元

今回は、オープンハウスをしっかりと企業分析し、社長の凄さを突き止めていきます。
オープンハウスで家を建てたい方はもちろん、オープンハウスを利用しようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

荒井正昭氏の経歴

荒井氏は、群馬県立桐生南高等学校を卒業後、司法書士になるために専門学校への入学を希望していたそうです。
進学はなかなか上手くいかず四苦八苦し、2年間の浪人を経験しているというのも事実です。
2年間の浪人生活を経て、荒井氏は結局進学をせず、不動産事業を展開している株式会社ユニハウスに入社します。
株式会社ユニハウスでは10年間勤務しますが、仕事に対する熱意があまりなく、雰囲気に委ねながら働いていたと言います。

一念発起し年収2,000万を達成

30代に突入しそうになった年、荒井氏は「心を入れ替えないと何もない人生になってしまう」と危機意識を持つようになるのです。
そこで荒井氏は1年間で自分がどこまでできるのかを試すため、仕事に熱中するようになります。
そこから荒井氏は流れを掴み、株式会社ユニハウスを退職するまでナンバーワンの座を維持し続けたのです。
年収はなんと2,000万円まで到達し、荒井氏の腕がどれだけ凄いかを証明することとなりました。

荒井氏は、さらに自分の実力を試していくために株式会社ユニハウスを退職し、平成9年に株式会社オープンハウスを立ち上げました
創業後はセンチュリー21のフランチャイズに加盟し、売上全国1位を複数回達成します。

独立して再び流れを掴んだ荒井氏は、フランチャイズを脱退し、東証一部へ上場します。
その後は着々とオープンハウスならではのスタイルを確立させていき、現在のような安定した企業となっているのです。

2023年9月に中期経営計画の目標を達成!オープンハウスは「1兆円企業」に

オープンハウスが売上高1兆円を達成

右肩上がりの成長を続けるオープンハウスは、2021年から2023年の中間期経営計画としてスローガンに「「行こうぜ1兆!2023」を掲げ、売上高1兆円を目標としていました。
2023年9月期の売上高は1兆1484億円。ついに目標を達成し、1兆円企業となりました。

2023年9月期の売上高は前期比20.6%増となっており、10年前の2013年9月決算と比較して約10倍、5年前の売上と比較して約2倍の成長と、躍進は止まりません。

オープンハウスの概要や企業理念

引用元:https://oh.openhouse-group.com/kanto/

ここでは、オープンハウスの会社概要や企業理念についてご紹介します。

会社概要

代表取締役社長:荒井 正昭
創業:1997年9月
資本金:199億3,950万円
従業員数:4,092名(2021年9月末時点)
許認可:宅地建物取引業免許 国土交通大臣(3)第7349号、不動産特定共同事業 許可番号 東京都知事 第106号
加盟団体:公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会、一般社団法人不動産流通経営協会、一般社団法人全国住宅産業協会

企業理念

オープンハウスの企業理念は以下の通りです。

企業理念
・「お客さまが求める住まい」を愚直に追求し続けます。
・やる気のある人を広く受け入れ、結果に報いる組織を作ります。
・業績をあげ規模を拡大し、社会に必要とされる不動産会社となります。

オープンハウスの企業理念を見てみると、オープンハウスがなぜ成功してきたのかがよくわかります。
不動産で1番大切なのは、やはり顧客が求めている住まいを提供するという点です。

オープンハウスは昔から変わらず求められているものだけでなく、時代の流れによって移り変わる顧客の希望をしっかりと取り入れるために、日々情報を追い求めています。

しかし、それを実現するには優秀な人材はもちろん、規模の拡大が必須になります。
オープンハウスでは、やる気のある人を採用するだけでなく、結果に見合った報酬を与えることで、さらなる生産性の向上を図っているのです。

このように、大げさでなくしっかりと実現し続けられる企業理念を掲げている企業は、想像以上に少ないです。
オープンハウスはその点から見ても信頼性の高い企業だと言えるでしょう。

どんな事業をやっているの?建築実例もご紹介

次に、オープンハウスが展開する事業や建築実例をご紹介します。

オープンハウスの事業

オープンハウスが展開している事業内容は以下の通りです。

企業理念
・居住用不動産の販売・仲介
・戸建住宅の開発
・注文住宅の建築請負
・マンションの開発
・投資用不動産の販売

オープンハウスの戸建て住宅の開発は、複数の地区で「地域ビルダーNo.1」を獲得。
さらにマンションについても、東京都23区で供給棟数No.1を獲得しています。
時代が変わっても価値の変わらない物件を提供することをモットーに不動産の販売を行っているのも特徴です。

また、注文住宅の依頼をする際、土地の仕入れから施工までを一貫して依頼した場合、リーズナブルな価格でマイホームが手に入れられるのも魅力の1つとなっています。

投資用不動産の販売については、特にアメリカの不動産投資に力を入れています。
ワンストップサービスが受けられるため、誰でも気軽にトライできる人気の事業となっているのです。

建築実例

ここでは、オープンハウスに依頼した人がどんな家を建てたのかご紹介していきます。家を建てたいと考えている方は、参考にしてみてください。

家族それぞれが自分の時間を楽しめる家

引用元:https://kdt.ohd.openhouse-group.com/works/case15.html

生活パターンが全く異なる家族が快適に暮らせるよう、様々な工夫が施された住宅です。
4LDDKKというかなり広い間取りである上に3階建てとなっていますが、価格帯はなんと3,200万円で平均的になっています。
ルーフバルコニーやウッドデッキも設置されているため、気分転換に外での食事も可能です。

シンプルに快適に暮らせる家

引用元:https://kdt.ohd.openhouse-group.com/works/case07.html

2LDK+Sといった、3階建ての住宅です。
スタイリッシュで開放感のある家で、機能性も高く、快適に暮らせるのが特徴です。
価格帯は1,500万円とかなりリーズナブルとなっていますが、床に無垢材を使用するなどで高級感も演出しています。

荒井氏のこだわりから見る、会社の凄さ

荒井氏は、顧客志向を徹底することにこだわりを持ち続けたことが成功した秘訣だと語っています

ものづくりをベースとする会社は、どうしても「もの」そのものにこだわりを追求してしまいがちです。
しかし荒井氏は、「お客様が欲しがっているもの」「求められている価格帯」にこだわりを持っているのです。

オープンハウスの強みが絶対的な技術力と企画力であるのは、そのようなこだわりを持ち続けてきたからこそと言えるでしょう。
また、「好立地に家を建てられる」という点もオープンハウスの凄さです。

仕入れ力と土地割で好立地でハイクオリティの住宅を実現

オープンハウスのメインターゲットは東京に家を建てたい「職住近接を望む30代の共稼ぎ夫婦」となっています。
とはいえ、一般的に人気が高い土地を普通に仕入れるとかなりのコストがかかってしまいます。
それを覆したのがオープンハウスなのです。

仕入れ力が強いという点はもちろん、土地割を工夫することで、好立地のマイホームが実現できます
とは言っても「他社では仕入れることのない形状の土地を仕入れる」という点に不安を抱く方は多いでしょう。

しかし、オープンハウスには、その限られた土地を活かす力がしっかりと備わっているのです。
建築実例を見ると分かる通り、オープンハウスの住宅は非常にクオリティの高い物件が多くなっています

低価格でここまでのクオリティを実現できるのは、やはりオープンハウスならではの凄さだと言えるでしょう。

さらなる事業展開・強化のため株式会社三栄建築設計を完全子会化

さらなる事業展開・強化のため株式会社三栄建築設計を完全子会化

物件のクオリティの高さが強みでもあるオープンハウスは、さらなる事業展開・強化のため、2023年11月に会社三栄建築設計を完全子会社化しました。

三栄建築設計をオープンハウスの子会社と剃ることで、つぎのシナジーが期待されています。

  • 三栄建築設計の物件供給力とオープンハウスの販売力を活用した、両者戸建事業全体の底上げ
  • 三栄建築設計のデザイン性に優れた戸建を加えることによる商品ラインナップの拡充
  • スケールメリットを活かした各種購買力強化によるコスト競争力向上
  • 三栄建築設計の子会社であるメルディアDCとプレサンスの関西地方を中心とした更なる協働
  • 三栄建築設計の金融機関取引の円滑化

オープンハウスグループ常務執行役員でもある菊池健太氏が新社長に就任し、社名は2024年3月1日に株式会社三栄建築設計から株式会社メルディア(MELDIA CO.,LTD.)に変更されました。

「水上温泉街再生プロジェクト」など地域共創事業にも注力

「水上温泉街再生プロジェクト」など地域共創事業にも注力

オープンハウスグループは、不動産の販売や開発事業だけでなく、地域共創事業にも力を入れています。

同社は、地域共創によって地方の「まち・ひと・しごと」の循環を取り戻し、やる気のある人が活躍する持続可能な社会の実現を目指しています。

オープンハウスグループが取り組む地域共創プロジェクトの1つとして「水上温泉街再生プロジェクト」があります。

荒井正昭社長の故郷でもある群馬県にある水上温泉。その温泉街は、ホテル・旅館の廃墟化が問題となっていました。

2024年9月22日(日)と9月23日(月・祝)に開催される「廃墟再生マルシェ2024」は、温泉街の建物たちに少しの手直しをし、魅力を再発見できるイベント。

2024年で3回目の開催となる今回は、東京大学大学院の院生と地元住民が手を取り、みなかみの飲食・体験・ものづくりをコンセプトにした多数の出店を予定しています。

▽オープンハウスグループの地域共創プロジェクトとは
https://kyoso.openhouse-group.co.jp/

まとめ

荒井氏は、非常に堅実で努力家の人物です。

そんな荒井氏が代表取締役社長を務めるオープンハウスの企業理念は、現実はもちろん、将来を見据えたしっかりとしたものになっています。
また、オープンハウスは9期連続で過去最高の売上高・利益を更新し続けています。

さらに、東証一部に上場してからは、年平均成長率30.4%と非常に高い水準で成長し続けているのです。
2023年には売上高1兆円を達成できるよう、さらなる成長を図っています。

これらのことからも、オープンハウスがどれほど凄い企業であるかが分かります。
オープンハウスを利用しようか迷っているという方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

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