かんぽ生命の口コミ評判は?残業や手当・有給など気になる情報をチェックしよう
保険サービスといっても様々な会社があります。
生命保険に加入する時、保険会社への就職や転職を検討している時は、信頼できる会社であるか気になる方は多いはずです。
そこで今回は、身近な保険会社として様々なサービスを提供している「かんぽ生命」についてご紹介していきます。
サービス内容や働く環境など、幅広い情報をお伝えしていくので、興味のある方は参考にしてください。
「かんぽ生命」はどんな会社?他社との違いも解説
1916年の創業(簡易生命保険事業)以来、長きにわたって簡易で小口な生命保険を提供し、多くの人々の生活を支えているのがかんぽ生命です。
会社概要は以下の通りです。
会社名 | 株式会社かんぽ生命保険 |
開業日 | 2007年10月1日 |
取締役兼 代表執行役社長 |
谷垣 邦夫 |
本社所在地 | 東京都千代田区大手町二丁目3番1号大手町プレイスウエストタワー |
資本金 | 5,000億円 |
業務内容 | 生命保険業 |
取り扱っている保険をみていきましょう。
・終身保険
・養老保険
・定期保険
・学資保険
・長寿支援保険
いずれの保険も特約を付ければ入院や手術、放射線治療といった医療保障も受けられます。
他社との違いとしては、「窓口」が挙げられます。
かんぽ生命の主な窓口は郵便局です。
2024年3月末時点では、郵便局の窓口は20,348局あります。
その他にも、全国に623ヶ所ものかんぽサービス部(営業拠点)があり、かんぽ生命支店は82支店もあります。
それぞれの拠点で個人と法人に対して商品やサービスを提供しており、2024年4月1日時点での加入者数は日本の総人口の約15%に相当する1,807万人となっています。
また、保険に加入するとなれば医師の診断が必要だと考える方もいますが、かんぽ生命はシンプルでわかりやすい商品やサービスを提供するために医師による審査は必要ありません。
職業による加入制限もないため、簡易な手続きのみで加入できる点が強みです。
ただし、加入する際には募集代理店担当者による面接が行われ、健康状態について告知する義務があります。
金融犯罪に関する注意喚起も行っている
キャッシュカードの盗難や偽造、振り込め詐欺やネットバンキング犯罪など、様々な金融犯罪が増えています。
「自分は大丈夫」と考えていても、犯罪に巻き込まれる可能性は十分に考えられます。
かんぽ生命においても、以前から郵便局やかんぽ生命の名前をかたった詐欺といった金融犯罪が発生していると注意喚起を行っています。
「かんぽ生命の保険商品の加入が法律で義務となった」
「先進医療は健康保険制度では補償されない」
など、嘘の情報を教えて金銭の要求や保険証券の取得を促してくるのです。
かんぽ生命では、保険商品や先進医療特約について、上記のような勧誘は一切しておらず、お客さまに対して契約内容の確認をする際には、必ず身分証明書を提示していると言います。
そのため、身分証を提示せずにかんぽ生命や郵便局をかたった人物が自宅に来た場合は、詐欺だと考え慎重に行動するよう注意してください。
もし、訪問で現金を預かる場合もかんぽ生命所定の保険料領収書を渡してくれます。
市販の領収書や裏面に印鑑を押しただけの名刺などでの現金の受け取りは一切していないので注意しましょう。
不明な点や不審な点があれば、かんぽコールセンターに問い合わせてみてください。
かんぽ生命で働きたい!環境はどうなっている?
ここからは、かんぽ生命で働きたい思いがある方に向けて、働く環境についてご紹介していきます。
職種は総合職とエリア基幹職の2種類があり、業務内容は多岐にわたっているみたいです。
今回は一例として、保険営業社員の働き方を確認していきましょう。
業務内容は、顧客に向けた保険商品の提案です。
担当エリア内の顧客に対し長期的な関係を築いていきます。
「ノルマがありそう」「難しそう」だと考える方もいますが、かんぽ生命ではノルマを設けておらず、上司と相談をした上で目標を設定し、達成に向けて努力していくため無理なく仕事が進められる点が魅力です。
また、入社以降は様々な研修が用意されています。
- 業界共通研修:保険営業の基本的な知識に加えスキルを身に付けられる研修
- 営業初期教育研修:顧客とのコミュニケーションに特化した営業の知識やヒアリングスキルを習得できる
- フォローアップ研修:研修実施後の定期的なフォローアップ研修
- 個別指導:個々に応じた個別指導を継続的に実施
その他にも、上司や先輩社員によるOJTや配属先でのトレーニング、営業指導者によるサポートなど、幅広い教育があるので、不安を取り除きながら成長できるはずです。
また、資格取得制度もあり、簿記やFPに合格した場合は奨励金を受け取れます。
保険の専門資格に合格すれば、受講料は全額補助となるため費用負担が少なくなります。
通信教育講座を受ける場合も、受講料の半額が助成されるので教育環境が整った企業だと考えられます。
その他の福利厚生については以下の通りです。
・休日
- 完全週休2日制
- 年間休日120日以上
- 有給休暇取得率96.0%
- 1時間単位での有給休暇取得可能
- 特別休暇あり(結婚・忌引き・ボランティアなど)
・手当
- 営業手当
- 超過勤務手当
- 通勤手当
- 扶養手当
- 住宅手当 等
・給与(新卒)
<総合職>
- 修士了:242,200~271,260円
- 大学卒:234,200~262,300円
<エリア基幹職>
- 修士了:208,100~233,070円
- 大学卒:206,100~230,830円
- 短大・高専・専門卒:203,400~229,820円
・昇給/賞与
- 昇給:年に1回
- 賞与:年に2回
・育児や介護のための制度
- 育児休暇:子が3歳になるまで取得可能
- 育児部分休業:子が9歳に到達する年の年度末まで
- 子の看護休暇:5日まで(子が2人以上の場合は10日まで)
- 介護休業:通算183日取得可能
- 介護部分休業:3年間
- 介護休暇:5日まで(要介護者が2人以上の場合は10日まで)
実際に働く社員の口コミ・評判をチェックしてみよう
最後に、実際にかんぽ生命で働く社員から寄せられた口コミ・評判をチェックしていきましょう。
どういった環境で働けるのか知りたい場合に役立つ情報です。
残業はほぼほぼありません。所属の部署にもよりますが、本社の特定の部署以外、残業はほとんど行われないイメージです。休日出勤もよっぽどの事がない限りありません。なので、ライフワークバランスは取りやすいイメージです。
引用元:https://careerconnection.jp/review/109957/kutikomi/952938.html
残業が少ないといった口コミは多く見受けられました。
残業があればプライベートの時間が少なくなってしまいます。
趣味の時間や子育てなどに時間を費やせないため、ストレスも増えてしまうでしょう。
しかし、残業が少ないのであればプライベートとの両立もしやすいはずです。
ストレスを解消しながら働き続けることが可能だと予想できます。
女性は部署にもよりますが働きやすいイメージが強いです。時短勤務や産休・育休もとりやすく、周りの女性社員にも使われている方が多くいらっしゃいます。このような制度を使っても上司は快く手続きを進めてくれるので、気まずい雰囲気等はほとんどありません。
引用元:https://careerconnection.jp/review/109957/kutikomi/952941.html
かんぽ生命では女性も多く働いています。
妊娠や出産となれば会社に迷惑をかけてしまうと考える方もいますが、産休や育休制度のみならず、時短勤務制度も活用できるため、子どもが保育園に通っている間などは勤務時間を短くして働くことが可能です。
子育てをしていると仕事と育児の両立が難しい部分もあります。
しかし、勤務時間が短くなるだけで子どもと向き合う時間が格段に増えます。
子育てをしている方でも働きやすい会社だと考えられます。
女性の働きやすさ:女性がすごく働きやすい。育休は男性も当然に取れるような雰囲気。女性の管理職が少ないため、登用には積極的。ある意味、今は女性に追い風が吹いている。
引用元:https://en-hyouban.com/company/10095805356/kuchikomi/11210098/
育児休業は男性も取りやすい環境だと口コミを見ると分かります。
男性の育休取得は法改正がされたこともあり、前よりは取得しやすくなっています。
しかし、会社によっては男性の取得率は低く、取りにくい環境だと訴える声もあります。
かんぽ生命であれば男性も育休を取得できる環境なので、夫婦が協力し合いながら育児を進められるはずです。
また、女性でもステップアップしやすい環境が用意されているため、キャリアアップを目指している方にもおすすめできます。
まとめ
今回は、日本全国多くの窓口がある「かんぽ生命」について解説してきました。
世の中には様々な生命保険会社が存在しますが、その中でもかんぽ生命は簡易で小口な商品やサービスを提供している会社です。
他社にはないビジネスモデルも展開しており、特に医師による診査を受けずとも保険に加入できる点は手間が少なくなるため魅力です。
相談窓口についても、郵便局は全国にあるので相談しやすい特徴があります。
働く環境も整っていると言えるので、保険サービスに関する業務に就きたいのであれば、かんぽ生命も候補の1つにして就職や転職先を検討してみてください。
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