斎久工業株式会社はどんな会社?評判は?施工実績は?徹底的に企業分析
建設設備の総合エンジニアリング企業である斎久工業株式会社は、これまでに数々の設備工事実績を残しています。
全国各地の建築物を多数手掛けているため、私たちも一度は目にしたことがある建物もあるかもしれません。
2023年に創業100周年を迎える老舗企業ですが、長年堅実な経営を続け今日も至ってもその勢いが衰えることはなく、
毎年大規模な施工実績を更新し続け、2022年3月期には売上高432億9,978万円を達成しました。
そこで今回は、給排水衛生設備の第一人者である斎久工業について徹底的に調べてみました。
会社概要から詳しい事業内容、求人に関することまで紹介していますので、斎久工業について知りたい方、転職・就職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
斎久工業株式会社とはどんな会社?
これまでに、数々の有名建築物の設備工事を手掛けてきた斎久工業とは、一体どのような会社なのでしょうか?
社名を耳にしたことがある人も、実際にどのような事業を手掛けているのか知らない人も多いでしょう。
ここでは、会社概要や有資格者の在籍数、経営理念、事業内容についてご紹介します。
会社概要
会社名:斎久工業株式会社
本社所在地:東京都千代田区丸の内2丁目6番1号、丸の内パークビルディング
創業年月日:1923年7月1日
設立年月日:1951年1月26日
資本金:14億8,125万円
代表取締役社長:佐藤政美
従業員数:514名(2022年4月現在)
売上高:432億9,978万円(2022年3月期)
有資格者一覧(2022年3月31日現在)
1級管工事施工管理技士:292名
2級管工事施工管理技士:300名
甲種消防設備士:306名
1級土木施工管理技士:5名
一級建築士:5名
二級建築士:1名
1級電気工事施工管理技士:2名
技術士:1名
経営理念
斎久工業は人々が快適で安全な生活を支える高品質な設備およびサービスを提供することを経営理念に掲げています。
経営理念を実現するため、以下のような綱領に基づいて業務に取り組んでいます。
・会社の発展繁栄を図り、併せて社員の生活向上を図る
・技術向上をはかり、より良い技術で提供する
・適切なサービスにより、高品質を保証する
・人材育成につとめ、組織の活性化をはかる
・安全管理を充実し、職場環境の改善をはかる
また、綱領のほかに具体的な指針として「品質方針」と「環境方針」をそれぞれ定めています。
品質方針
・顧客要求事項及び適用される法令等の要求事項を順守します。
・品質目標を定め、実行、推進することにより、品質マネジメントシステムの継続的改善を図ります。
・この品質方針を実行、維持し、全従業員及び当社のために 働く全ての人に周知します。
環境方針
・環境関連の法規制及び当社が同意する その他の要求事項を順守します。
・環境目標を定め、実行、推進することにより、環境マネジメントシステムの継続的改善を図ります。
・この環境方針を実行、維持し、全従業員及び当社のために働く全ての人に周知します。
綱領を含め、顧客・環境・社員のことを考えた方針を定めているのが印象的です。
長年、培ってきた素晴らしいノウハウを有していても、進化を止めることなく真摯に向き合ってきたからこそ、今の斎久工業があるのでしょう。
事業内容
これからの社会において価値のある建物環境を実現するため、斎久工業では徹底的に品質にこだわり、顧客一人ひとりのニーズに応える最適なソリューションを提案してきました。
主な事業内容は、空気調和・換気設備、給排水衛生設備、リニューアル設計立案です。
冒頭でも紹介したように、給排水設備分野のリーディングカンパニーと言われている斎久工業。
複数の特許技術を保持していることに加え、画期的なシステムを開発したことでも知られています。
その1つが、サニタリータンクレス圧送排水システム「どこでもえーす」です。
画像引用元:https://www.saikyu.co.jp/tech_service/tech_information/development/products/
本来、給排水設備を設置する際はある程度の排水勾配が必要でしたが、専用のポンプを採用し今まで設置が難しかった箇所(地下階)などに、給排水設備を設置できるようになります。
詳しい特徴は以下のとおりです。
・建物や部屋のレイアウトや設計に際し、排水勾配を気にする必要がない
・水位検知にて自動的に圧送排水するため、排水槽が不要
・1台につきサニタリー器具を4~5台組み合わせて使用可能
・グラインダー式の専用ポンプで、トイレを通過した排水固形物
・布地、ゴム類含む)を破砕して排水。排水管を細くできる
・ビルトインおよびプレハブなど多様なニーズに対応が可能
引用元:https://www.saikyu.co.jp/tech_service/tech_information/development/products/
サニタリークリーンは言うに及ばず、私たちを取り巻く環境が年々変化する中で、創業以来培ってきた独自のノウハウと最新のテクノロジーを活かし、斎久工業はさらなる技術開発に努めています。
施工事例をご紹介!
会社についてご紹介してきましたが、具体的にどのような建築物を手掛けてきたのか気になる人も多いはずでしょう。
ここでは、斎久工業の施工事例をご紹介します。
オフィス・庁舎
・ミレーネT仙台ビル
・京都リサーチパーク10号館
・九歓承天寺通りビル
・ちばぎん本店ビル
病院
・地域医療機能推進機構仙台病院
・千葉県がんセンター新棟
・高松赤十字病院 本館北タワー
・公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院付属予防医療プラザ
ホテル
・宝塚ホテル
・MIYASHITA PARK
・R&Bホテル仙台東口
・グランドエンパイアホテル
集合住宅
・プラウドタワー名古屋丸の内
・ザ・パークハウス神戸タワー
・PARKWOOD高森
・ブランズ円山北6条
学校
・神奈川大学みなとみらいキャンパス
・京都橘大学 アカデミックリンクス
・社会福祉法人柏学園・柏の実苑
・東北大学ユニバーシティハウス青葉山
工場・研究所
・エフピコ物流福山配送センター
・TOTOファインセラミックス株式会社中津工場第4棟
・キューピータマゴ株式会社三田工場
・岐阜プラスチック工業株式会社 倉敷工場
上述した施工事例の他にも、数々の建築物における設備工事に携わってきました。
これまで積み重ねてきた実績があるからこそ、多くの顧客から信頼と満足度を得ているのだと考えられます。
みなさんも一度は聞いたことがある、目にしたことがあるという建物もあったのではないでしょうか。
斎久工業の採用情報(2022年11月現在)
現在、斎久工業では新卒採用と中途採用の両方を行っています。
2023年度における求人募集をしているため、気になる人はぜひ以下の採用情報をチェックしてみてください。
ここでは、新卒・中途両方の採用情報について詳しくご紹介します。
入社を検討している人は、ぜひ以下を参考にしてみてください。
【新卒採用】
・募集職種
【技術系総合職】 施工管理
・事業内容
建物の給排水衛生設備・空調設備工事の現場監督(施工管理)
・採用基準
2023年3月卒業予定者および卒業後3年以内の方で、就業経験のない学生。(全学部・全学科が対象)
・主な福利厚生
従業員持株会、財形貯蓄、会員制福利厚生サービス加入、慶弔見舞金、永年勤続表彰制度、災害補償制度、社宅、退職金、確定給付企業年金、クラブ(野球、サッカー)など
・初任給
大学院(修士)了:22万4,130円~25万8,030円
大学(学部)卒:21万5,980円~24万9,790円
高専・専門(2年)または短大卒:20万7,650円~24万1,550円
上記は住宅・地域手当を含む支給額です。労働条件の変更はありませんが、試用期間が3ヶ月設定されているので覚えておきましょう。
また、住宅・地域手当は同居家族に扶養義務があるかどうかや、実家暮らしかどうかによっても金額に差があるとのこと。
社宅に入居する場合も支給されるようですが、一番低い支給額となるようです。
また、新卒に関しては応募にあたって専門知識などは必要なく、さらに出身学部も問わず幅広く募集しています。
専門的な職種の場合、それに見合うだけの知識習得の実績が必要となりますが、斎久工業は別のところに重きを置いているようです。
実際、未経験で入社しても充実した研修により活躍されている先輩が多々いるので、経験の有無によるハンデはないと思って良いでしょう。
【中途採用】
・募集職種
施工管理職
・事業内容
建築設備工事の設計並びに施工
・主な福利厚生
従業員持株会、財形貯蓄、会員制福利厚生サービス加入、慶弔見舞金、永年勤続表彰制度、災害補償制度、社宅、退職金、確定給付企業年金、クラブ(野球、サッカー)など
・給与
面接の上、経験・能力等を考慮して決定。
・配属地域(新卒・中途)
主な配属地域は、北海道・宮城・千葉・東京・神奈川・愛知・大阪・岡山・広島・香川・福岡です。ただし、実際の配属は上記以外の可能性もあるので、注意しましょう。
もちろん、本人の希望も考慮してもらえますが、前もって確認しておくのがベストです。
施工管理職は休みがない、休みを取りにくいというイメージがあり、仕事を始めるにあたって不安を抱えている人も少なくありません。
しかし、斎久工業は、休日休暇や福利厚生も非常に充実しているため、働きやすい職場であると言えます。
仕事とプライベート、どちらも充実させたい人におすすめの会社です。
また、斎久工業には新卒・中途採用の他に、カムバック採用という枠を設けています。これは、以前斎久工業に勤めていた方を対象に再雇用するというものです。
色々と諸条件はありますが、以前勤めていた方であれば仕事の進め方など慣れている部分が多いはずなので、すぐに馴染めるのが利点です。ぜひ利用してみましょう。
主な応募条件は下記を参考にしてください。
・応募資格:正社員として原則3年以上の勤続があること
・応募⽅法:エントリーフォームから応募、または在籍社員に連絡
・待遇:退職後の職務経歴を勘案して決定
【斎久の仕事の種類】
中途・新卒では主に「施工管理職」を募集していましたが、斎久工業では他にも以下のような仕事があります。
現在は募集していなくても、状況をみて募集される可能性も十分あるため、気になる方はチェックしておくと良いでしょう。
・設計
CADを用いて、クライアントの希望通りの設計をしていくのが仕事です。法規、機能、予算、有効的なエネルギー使用など、総合的な観点から最適な図面を起こしていきます。
・技術開発
新製品の開発・製作を担う仕事です。時には、技術向上を目的とした社員教育の実施や学術団体との交流などの業務も行います。
施工管理・設計に関する専門的な知識が必要となる、斎久工業の根幹を支える重要な仕事です。
・営業
ゼネコンや大手不動産などに対し、法人営業を行う仕事です。オフィスビルや商業施設・庁舎など、これまでさまざまな建物に携わつてきた斎久工業のノウハウを武器に、新しいプロジェクトを獲得していきます。
・管理
斎久工業で働く社員たちが快適に仕事へ取り組めるよう、総務・経理・人事などの部署から支援する仕事です。約500名の社員を支えるため、斎久工業の縁の下の力持ちとも言える重要なポストとなります。
斎久工業の口コミや評判を徹底調査!
ここでは、斎久工業で働いていた人や働いている人からの口コミ・評判についてみていきましょう。
良く言えば少数精鋭、悪く言えば人材不足な環境ですので、本人のポテンシャルが高く、やる気と折れない心さえあれば、新たな業務をどんどん任せてもらえるので他社に比べて早い段階からキャリア形成は可能です。
仕事に対する向上心があれば、若いうちからキャリアを形成できる企業であるとわかります。
人材不足に関しては、会社が抱える課題となりますが、働いている社員に直接影響することはなさそうです。
福利厚生は良かった。リロクラブ?みたいなので色々なところの宿泊など可能であった。住宅手当などもあり福利厚生は良かった。家族手当も支給があった。
斎久工業は福利厚生が充実していることで高い評価を得ています。
働く環境が整備されている斎久工業は、働きやすい職場の実現に努めていると言えそうです。
小さな仕事から大きな仕事まで色々任される。沢山の事が覚えられて、建物が出来上がるのは非常に達成感がある。
実際に様々な仕事を経験することで、確かな力が身に付いているようです。
やりがいを感じられる仕事としても高い評価を得ています。
まとめ
今回は、斎久工業株式会社が手掛ける事業や施工実績、採用情報、口コミ・評判についてご紹介しました。
施工実績を見ても分かる通り、一度は耳にしたことのある有名建築物の設備工事を手掛けてきた会社です。
施工管理に興味がある方・前職が建設関係だったという方であれば、斎久工業で働くことは大きなステータスとなるでしょう。
また、口コミ・評判を見ると、若手でも様々な仕事にチャレンジできる環境が整っていることがわかります。
若いうちから活躍できる職場であるため、キャリアアップを目指したい方にはおすすめ。
加えて、福利厚生が充実していることから家族持ちの方でも安心して活躍していけるでしょう。これを機に、斎久工業への応募を考えてみてはいかがでしょうか。
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