「Withコロナ」は生活をどう変えた?新しい生活様式を世界と比較してみた

現在世界中で爆発的な感染が見られる新型コロナウイルスは、ここ数ヶ月で世界全体のライフスタイルを大きく変えていきました。
日本でも緊急事態宣言によって特定のお店には休業要請が出されたり、企業のリモートワーク推進が活発になったりしています。

それでも徐々にまた経済活動が再開し始め、日常を取り戻しつつあるのです。
現在、日本では「Withコロナ」という感染予防しながら送る日常生活を推奨しています。
世界各国でも同様の取り組みが行われていますが、具体的にどのような工夫がなされているのでしょうか?

そこで今回は、日本の新しい「Withコロナ」による生活様式と世界の生活様式を比較してみました。
どのような違いがあるのか、ぜひチェックしてみてください。

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日本の「Withコロナ」

日本では新型コロナウイルス感染症専門家会議の提言を受け、政府による「新しい生活様式」の実践例が公表されています。

あくまでも実践例であるため、必ずこの様式に当てはめるといったわけではありませんが、この新しい生活様式を可能な限り実践することで、十分な感染予防につながると考えられています。
「新しい生活様式」の実践例は、以下の通りです。

①一人ひとりの基本的感染対策

・身体的距離の確保(できるだけ2m、最低1m)
・症状がなくてもマスクは着用する(熱中症に十分注意する)
・家に帰ったら、手や顔を洗う
・手洗いは30秒かけ、石鹸を使って丁寧に洗う
・感染が流行している地域からの移動、流行している地域への移動は控える
・発症した時のために誰とどこで会ったかをメモしておく

②日常生活を営む上での基本的生活様式

・こまめに手洗いと消毒を行う
・こまめに部屋の換気を行う
・「3密(密集・密接・密閉)」を避ける
・咳をする時はエチケットを徹底する

③日常生活の各場面別の生活様式

【買い物】
・通販も利用する
・なるべく1人または少人数で、空いた時間に利用する
・電子決済を利用する
・レジに並ぶ時は間隔をあける

【公共交通機関】
・会話はできるだけ控えめにする
・混んでいる時間帯の利用は避ける

【娯楽・スポーツ等】
・すれ違う時は距離を取る
・筋トレやヨガをする時は人との間隔を十分にあける
・歌や応援は距離を保つかオンラインで行う

【食事】
・持ち帰りやデリバリーも活用する
・大皿は避ける
・対面で座らない
・グラスやお猪口の回し飲みは避ける

【イベント等への参加】
・接触確認アプリを活用する
・発熱や風邪の症状が出ている時は参加しない

上記はあくまで一部となりますが、非常に細かく生活様式が明記されています。
内容は特に感染を防止するための、身体的距離の確保マスクの着用手洗いが重視されていることが分かりました。

海外の新しい生活様式

日本の新しい生活様式が分かったところで、海外での新しい生活様式はどのようになっているのでしょうか?
各国の新しい生活様式についてご紹介していきます。

・中国

新型コロナウイルスの発生元とされている中国では、現在非常に厳しい対応がなされているようです。
外出する際はマスクの着用が必須化となり、もし着用していないと公共施設や電車などが利用できなくなってしまいます。

また、健康コードと呼ばれるQRコードを発行し、町中の至るところで現在の健康状態をチェックできるようにしています。
ジムやオフィスビルでは、施設へ入る前にまず健康コードのチェックを行い、問題がなければようやく入れるのです。

日本でも6月に接触確認アプリが政府によって導入されると発表されましたが、相次いでプライバシーの侵害につながると批判を受けています。
中国の場合、元々政府の影響力が非常に高くゲームアプリを入れるにも身分証と顔写真認証が必要なほどなので、導入に対する悪いイメージはさほど大きくないようです。

・アメリカ

アメリカは新型コロナウイルスの影響から、人種差別や警察による暴力行為などへの抗議デモが行われています。
また、最近ではワシントン州で「公の場でのマスク着用義務付け」に対して住民が反発し、抗議デモへと発展しています。
このようなデモに発展した要因は、アメリカではマスクを着けている習慣がなく、マスクは重病人もしくは顔を隠したい犯罪者が付けるものという認識が強いこと、コミュニケーションが取りづらいことなどが挙げられます。

それでも徐々にマスクの重要性は浸透してきており、以前に比べてマスクを着用する人が増えてきました。
また、アメリカでも日本と同様に学校が閉鎖されましたが、今後の教育現場においてデジタル化が加速するのではないかと予測されています。
そもそも学校教育のデジタル化は日本よりもアメリカの方が数段進んでおり、ノートパソコンやタブレットを用いながら授業することは一般的となっていました。

こうした状況から、コロナ禍における遠隔授業への移行も日本に比べてかなりスムーズに行われました。
将来的に、この形がスタンダードになっていけばアメリカの教育事情は大きな変化を遂げることでしょう。

・フランス

フランスでは、3月中旬からかなり厳しい外出制限が行われていました。
段階的にロックダウンは解除されているものの、7月まで多くの制限が掛けられている状態です。
政府は感染が収束傾向に向かっている地域に限り、市民の外出や商店の営業再開が認められてきました。

それでも感染リスクが高いとされる飲食店やプロスポーツなどはまだ再開できるまでには至っていません。
また、幼稚園や小学校でも段階的に再開されてきましたが、まだ本格的な再開には至っていません。
特にフランスは共働き世帯が多く、小さな子どもだけを家に置いていけない家庭が非常に多いです。

現在、学校の本格的な再開を目指し、地域の感染状況を見ながら学年順に対応したり、医療従事者の子どもや授業についていけない子どもを優先したりする方向性で進められています。

今後注目される、ライフスタイルとビジネス

まだまだ感染拡大の状況が続く中、新たな生活様式に向けてビジネスにも変革が生じています。
例えば、「アバターインストア」というサービスは、実店舗にいるロボットを消費者が自宅から操作し、在宅しながらお店で買い物が楽しめるようになっています。

オンラインショッピングとは違い、店員と会話しながら商品を決められるため、想定していたものと違うものが届いたという失敗も防げるでしょう。
また、新型コロナウイルスの影響から在宅での副業を始める人がより多くなると予想されています。
特にこれまで外の現場で働いていた方にとっては今回のように自粛要請が掛かってしまうと収入源が失われてしまいます。

従来は「働き方改革・ワークライフバランス」が重視されてきましたが、今後は「ダブルワーク・副業」に関連する市場がより一層過熱を見せるのではないかと考えられるでしょう。

Portrait of happy friends enjoying in park

今回は日本の新しい生活様式と海外の生活様式との違いについてご紹介してきました。
新型コロナウイルスの影響は多くの人に及んでおり、既に生活様式が大きく変わっている方も多いでしょう。
海外においてもまだまだ混乱のさなかであり、新しい生活様式のスタイルが提示されていながらもなかなか取り組めていない状況が続いています。

特に、日本を含め諸外国は経済状態の悪化が懸念されている状態です。今後、今出ている新しい生活様式も変化する可能性は十分にあります。

そのような状態でも慌てず、感染予防を重視した「Withコロナ」で日常生活を営んでいくことが重要となってくるでしょう。

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